<写真展>
女性報道写真家バザーントゥ・イヴォラ氏の写真展が東京にて開催されました。写真のテーマはブダペストの中心街に30年暮らしている週刊誌専属の女性フォトジャーナリストが独自性と新たな視点で捉えた愛する街、ブダペストでした。来場者は約300名で、プロの写真家の参加が多く、興味深く作品に見入っている様子でした。
さらには、講師バザーントゥ氏によるハンガリーの写真事情についてのセミナーも開催されました。
【駐日ハンガリー特命全権大使 パラノビチ・ノルバート、外務貿易省 パナ・ペトラ政務官が写真を拝見している様子】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ギャラリー入口】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【内観】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【外観】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<フォトセミナー>
タイトルは「ハンガリーの写真事情」、内容として「ハンガリー写真界の草創期とハンガリーにおける現代写真の今を覗く」という名目でセミナーが開催されました。
講演は、19世紀、ハンガリー写真界の創始者であるMAI MANÓの作品紹介から始まり、ブラッサイ、ケルケス、キャパ、モホリ・ナジの黄金時代の作品紹介、現代の報道写真家の
代表作紹介と続きました。約40名の参加者のアンケートから感想を抜粋して紹介致します。
- 「ハンガリー語を初めて耳にしたように思いました。キャパしか知らなかった。ムンカッチ、モホリ・ナジ、ブラッサイなど、写真の大学の授業で出てきた写真家が、お話の中に出てきました。彼らがハンガリー人であることを、恥ずかしながら忘れていました。」
- 「ハンガリーのことはあまり知らないので、ブラッサイ、キャパがハンガリー出身とは驚きでした。改めて写真を見てみたいと思いました。東欧の写真家の作品は個人的にとても好きです。」
- 「全く知らなかったハンガリーの写真史について、大変勉強になった。特に、(私はモホイ・ナジを研究している者ですが)artisticな写真がどのような歴史的文脈で現れたのかを、理解出来ました。本当にありがとうございました。」
- 「こうした会に出席でき、大変驚いています。中央ヨーロッパの写真事情がほとんど取り上げられない日本の写真界にあって、願ってもない機会だったと思います。私自身、かつて、チェコスロバキアとブルガリアを訪れる機会がありましたが、ハンガリーに寄ることが出来ず、くやんでいます。これからもよろしくお願いします。」
【フォトセミナーの様子】